COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
趣味で始めたランニングが高じて、これからマラソン大会に参加してみようかなと思う方も多いでしょう。
まずは短い距離から挑戦してみると、普段からランニングをしている方であれば、そこまで大きなトラブルもなく気持ちよく完走できることでしょう。しかし、自身の力を試すべく初めからハーフやフルマラソンに挑戦する方は、軽い気持ちで挑むと思わぬトラブルに見舞われることが。
多くの大会に参加したことがある経験豊富なベテランランナーでさえも、その日によっては予想もつかないトラブルに見舞われる事もしばしば。
初めてレースに参加される方には、日々トレーニングをしている自身の力を意外と過信しすぎてしまう傾向にあります。
今回は、そんな過信が招くレース中に想定されるトラブル、やってはいけない事をご紹介していきます。起きてからでは遅いトラブルを事前に把握、回避することが重要です。是非参考にしてみてくださいね!
長い距離を走るハーフマラソンやフルマラソンでは、予期せぬ体の痛みが発生することがあります。
トレーニング中に「平気だから」と過信し、痛みが発生しても我慢していた結果と後からもっと大変なことになってしまった…というケース。
痛みを我慢することで、身体は自然と痛みがある箇所を庇おうとします。そして無意識のうちに身体のバランスが崩れます。バランスが崩れることにより、他の箇所に負担がよりかかってしまい、違う箇所に新たな痛みが発生します。
人間は、走っていると1歩ごとに足にかかる衝撃が自身の体重の何倍もの負担がかかってしまいます。身体のバランスの崩れが他の箇所の痛みを誘発するのは当然のこと。
無理にペースを落とそうせず、痛みが原因でリタイアすることになったら元もこうもありません。痛みが出てしまった時はタイムのことは気にせず、まずは走るスピードを落としてみましょう。
走りながら、普段のトレーニングと比べてフォームがどのくらい崩れているかがわかってくるので、痛みが発生している部分を気にしながら普段のフォームへ戻すことを試みてみましょう。スピードを落とすことによって身体への負担も軽減されてくるので、徐々に痛みが軽減されてくる方が多いです。
ただ、ヒザの間接の痛みが酷い、足のマメが潰れてしまって激痛が走ってしまってる、等の状況であれば、一旦レースを中断しましょう。マラソン大会には必ず救護班がいますのでケアを受けることを優先に。
レースを続けるのか、リタイアを選ぶのか。最終的にご自身の気持ち次第ですが、痛みを我慢して走った挙句、後遺症として痛みがでる場合もあります。本当に痛いときはリタイアする事も視野に入れておきましょう。
UP RUNのマラソン大会はほぼ毎週どこかで開催されています!たとえ初めて参加した大会で、思わぬトラブルによりリタイアしたとしても、またすぐに違う大会に参加できるので安心してください!
ランニングやマラソンをしている方であれば、一度は耳にしたことがある『カーボローディング』。これは大会に向けた食事方法のひとつです。
簡単に言うと、身体を動かすエネルギーの元となる”グリコーゲン”を、大会に向けて多く体内に蓄積させるために、大会数日前から炭水化物を多く摂取する食事方法のこと。
炭水化物を多く摂取しようとし、パスタやラーメンなどをたくさん食べる方も多く見かけますが、油分が多いので大会当日胃もたれを起こしマラソンどころではなくなってしまうことがあります。消化不良を起こすとせっかくのマラソン大会で力を出し切れなくなってしまうので炭水化物の取り方には注意が必要です。
大会に向けての食事方法は別記事でもご紹介しているので参考にどうぞ!↓↓
【マラソン大会直前!大会やトレーニングに臨む上でのおすすめ食事方法とは??】
せっかくマラソン大会に参加するのだからウェアやシューズを新しくしようと、つい買ってしまいがち。新しいものは、確かに気分が上がるのでモチベーションアップにつながりますが、大会当日に新しい物を使用するのはとても注意が必要です。
新しいウェアが実は自分に合わず、長い距離を走ることで擦れを起こしてしまったり、新しいシューズ、ソックスで足にマメができてしまったり・・・。特にハーフ、フルマラソンに参加する方は、普段のトレーニングから使用しているものをマラソン大会当日も使用するようにしましょう。新しいモノでどうしても参加したい方は、できるだけ事前に使用し、本当に自分に合っているのかを確認してから大会時に着用するようにしてください。
初めて挑戦する距離を走る際によく起きるのが腹痛です。
トレーニングの際はもちろん、マラソン大会当日も当然長距離を走るわけですから、腹痛に見舞われる事も少なくありません。
なぜ腹痛が起きるのか。当日の食事が原因していることが多いようです。
先にお伝えした「カーボローディング」で、炭水化物を多く取ろうとして脂肪が多いものを当日にも取ってしまった、スタート直前に食事をしてしまったことが原因で消化不良を起こし腹痛を招いてしまう事が多く見受けられます。
ただ、一概に食事が原因かというとそうではありません。個人差があるものなので、主な原因も人それぞれということになります。ですので、これにおいての対処法としては、日々のトレーニングの中で痛みが出始めるタイミングを自身である程度わかっておくことです。
食事が原因なら対処の仕様がありますが、他が原因で腹痛を誘発している場合、トレーニング中から痛みが発生するポイントをあらかじめ知っておくことで、事前に走るペースを落としたり、自身で調整することでゴールまで腹痛に見舞われることなく無事に走り終えることができます。
ただ、痛みが発生してしまった場合は、無理に走り続けることなく一度休憩してみるといいでしょう。ほとんどの腹痛の場合は、ペースを落としてみたり、一度休憩をすることで、長くても10分~20分くらいで収まることがほとんどです。
ですが、どうしても痛みが取れない場合はリタイアしてもいいかもしれません。痛みをこらえながらゴールしたとしても、いいタイムは出ませんし、「辛かったマラソン大会」という思い出しか残りません。
まずは無理をしないことが先決です。
UP RUNのマラソン大会は一年を通して開催されていますが、多くのマラソン大会は、走りやすい時期とされる秋、気温が低い冬の時期に開催されています。
夏場と違い、気温が低いため喉もあまり乾かないし大丈夫だろうと、そこまで水分を摂取せずにレースに臨んでしまう方も中にはいらっしゃいますが、とても危険な行為の一つです。
気温が低いからといって油断していると、気づいたころには脱水症状に陥ってしまうかもしれません。脱水症状になると身体が一気に動かなくなったり、一気に身体が冷えたりします。
初めてマラソン大会に参加する方は特にですが、レース中にある給水所では必ず水分を補給するようにしましょう。仮に喉が渇いていなくても水分は摂取したほうがいいですが、どうしても飲むのがいやな場合は口に含むだけでも効果があるの実践するようにしましょう。マラソン大会における水分補給の重要性は他の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
【マラソンを走るために必要不可欠!水分補給との上手な付き合い方について】
今回は、初めてマラソン大会に参加する方、また、初めて長距離を走る方向けに想定されるトラブルをぎゅっとまとめてお伝えしました。
ご紹介したトラブルはほんの一部で、他にもランナー毎にいろいろなトラブルが想定されます。
初めて参加される方の多くは、日々ランニングをしているから、体力があるからきっと走りきれるだろう!なんて過信をして望むと、痛い目にあう事が多いです。
事前に想定されるトラブルを知っておくことで、マラソン大会当日や日々のトレーニングの際も事前にトラブルを回避することができます。
せっかく日々のトレーニングの成果を発揮する機会です!しっかりと完走するためにも、さまざまな事を気をつけながらマラソン大会に望みましょう!
こんにちは
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) December 16, 2024
今日は良いことがあり嬉しい一日のスタート☆
さて今週のアップランマラソン大会は
21日
第63回UPRUN府中多摩川風の道マラソン
第55回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン
22日
第20回UP RUN東大島小松川公園マラソン~長距離特別ver~
第164回スポーツメイトラン皇居マラソン pic.twitter.com/ya9AfzFJMJ