COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
ようやく暖かくなってきて、ポカポカ陽気の中ランニングをしたくなる方も多くなる季節になってまいりました!
ですが…この季節一番気になるのが、『花粉』ですよね…
ただでさえ、花粉症の方にとっては外に出るのもつらい季節。その中でランニングをするとなると、かなりためらってしまう方も多いのではないでしょうか??
最近は暖かくなってくるのも遅く、5月下旬くらいまでは花粉が飛ぶ予報もある時代になってきているようです。
この走りやすい時期を逃すと、あっという間に猛暑が厳しい夏になり走りにくくなるため、できるだけこの時期に走りこみをしておきたいものです。
…花粉症のランナーでもこの暖かい陽気の中でランニングをしたい、トレーニングをしたい方も多いはず!!
今回はそんな花粉症のランナーさんに向け、あまり花粉を気にせず走れるようになる対策をご紹介していきます。
花粉の種類にもさまざまあり、人によって何に反応するのかそれぞれ違います。
冬の終わりに飛ぶ、スギ、ヒノキが一番有名で、この花粉の影響を受ける方が多いでしょう。
年間を通してさまざまな花粉が飛んでいます。まずはどの時期に自分が気をつけるべきなのか理解しましょう。
上の表から、比較的走りやすい時期にさまざまな花粉が飛んでいることがわかりますね・・・
花粉症の方は、スギ、ヒノキだと決め付けず、自分は何に反応しているかを理解しておくことで、ランニング時にも対策ができるかもしれません。
花粉症のランナーさんの中には、意外と走っている間はくしゃみや鼻水がぜんぜん気にならない!・・・なんて方もいることをご存知でしょうか?
ということは、実はランニングをすると花粉症対策に効果があるのでしょうか?!
・・・何故ランニング中に花粉症の症状が治まったように感じるのか。それは自律神経が関係しています。
そもそも自律神経とは、身体の中の免疫力を制御する働きがあり、交感神経と福交換神経の両方から成り立っているものです。
交感神経は、素早く反応して行動するために働き、身体が活発に活動するときに動いています。
副交換神経はその逆で、身体の修復を目的として働くもので、睡眠中やリラックスしているときに働くものになります。
花粉症の症状が出るときは、この副交感神経が異常に作用していて、身体の修復を行おうとして目や鼻、ノドの粘膜から消化液がたくさん分泌されています。
ですが、もうおわかりの方もいるでしょう。ランニング中はその逆で交感神経が強く働くので、花粉症の症状が一時的ではありますがおさまる形になるのです。
走っている時は、交感神経が働くため症状は抑えられているように感じられますが、走りおえるとまた副交換神経が働きだすので結果的につらい症状は元に戻ってしまいます。
中にはランニング前よりひどくなる方も中にはいらっしゃいます。
結論として、ランニングをしていると花粉症の症状自体に効果があるといえば・・・そうでもないようですね。
交感神経と副交感神経のメカニズムから、ランニング中症状は軽減されます。しかし花粉に対する反応がまったく無くなるわけではありません。
また、ランナーさんによって、ランニング中の軽減すらない方も中にはいらっしゃるでしょう。
では、どんな事に気をつけたらよいのでしょうか。
当たり前のことですが、花粉症の方には一番効力があるでしょう。
花粉の時期になるとテレビの天気予報などで、花粉の多さを毎日教えてくれます。花粉の飛ぶ量は日によって差があるため、少ない日を狙ってランニングをすることが可能です
また、一日の中では、昼間の10時~15時の間に多く飛ぶと言われています。この時間帯のランニングは避け、朝や、夕方、夜に走ることをお勧めします。
また、雨の日は花粉が少ないと感じる方もいるかと思いますが、意外と雨の日でも花粉が飛んでいることがあります。
雨の後は地面に花粉が雨で落とされている状態なので、地面が乾いてくれば花粉が舞い上がり花粉の量が多くなります。
一概に雨の日だからといって花粉は飛んでいないと言えないので注意しましょう。
ランニングの際にどうしても息苦しくなってしまうので、マスクをはずしてしまう方もいらっしゃるでしょう。しかし、マスクは花粉症対策にはおすすめです。
ランニング中に花粉を吸い込む量を制御できるので、走り終わった後の症状を軽減できます。
また、このマスクをつけて走ることはトレーニングとしても期待できます。
よくアスリートが高所でトレーニングを実施しますが、酸素が薄い状態に身体を慣れさせておくことで、通常の酸素量に戻ったときに楽に感じることが出来るようになるのです。
最近ではランニング用のマスクも販売されています。
どうしても初めは息苦しくなってしまうと思いますが、花粉症対策とトレーニング、どちらの効果も期待できるのならば試してみない手はないですね!
くしゃみや鼻水が代表的な花粉症の症状ですが、目がかゆくなる方も多いのではないでしょうか?
そんな方にはサングラスの着用がお勧めです。
一説では、サングラス(メガネ)を着用することで、目に入る花粉の量を40%軽減できるともいわれています。
花粉症専用のメガネも多く販売されていますが、ランニング時に花粉症用のメガネや普通のメガネだとどうしてもずれてしまい走っている最中に落ちてしまう事もあります。
そんな場合はランニングに適しているスポーツタイプのサングラスがお勧めです。
中にはレンズが透明なものもあるため視界が遮られたりする心配もありません。
スポーツサングラスは顔にフィットするためマラソン、ランニングで落ちる心配もなく、目を花粉症から守ってくれます。
UP RUNのマラソン大会では、ナイキさんの協賛でサングラスの無料貸し出しをしている大会もあります!参加の際には是非利用してみてください!!
スギやヒノキは風と一緒に山河口から飛来してくるため、どうしても避けることはむずかしいのですが、
年間を通してさまざまな花粉がとんでいて、人それぞれで影響がある花粉の種類もちがうと思います。
イネ、ヨモギ、ブタクサ、オオブタクサなどは主に河川敷や公園などに生息しています。花粉が飛ぶ距離も近距離なので、こういった植物が自分のいつも走っているランニングコースに生息していないか一度確認をしてみましょう。
意外と視界に入らないところにたくさん生息している可能性があります!
自分が反応する花粉を理解し、ランニングコースを季節ごとで変えるのが花粉の影響を受けずに快適にランニングする方法のひとつでもあります。
今回は花粉症ランナー向けに対策や身体のメカニズムをご紹介しました。
花粉はスギやヒノキだけではなく、年間とおして何かしらの種類のものが空気中に飛んでいます。
どうしてもランナーは、通常より空気を体内に取り込むため、花粉の影響を受けやすくなります。
まずは自分が、何の花粉に反応しているのかをしっかりと理解すること。
理解したうえで、ランニングをするタイミングや対策を行うと、
それほどひどい影響は受けずに快適にランニングができるでしょう。
また、これからランニングを始めたい、だけどマラソン大会に出てみたいけど花粉症でそれどころじゃない!!
外に出るのも嫌だ!!・・・なんていう人も中にはいるでしょう。
しっかりと対策をして、尚且つランニングをすることで少し花粉症の症状が楽になる可能性もあります。一度試してみるのもよいかもしれません。
花粉の時期にマラソン大会に参加するのをためらっている方も、是非万全な対策をし、今年こそはトライしてみては如何でしょうか。
UP RUNのマラソン大会ではサングラスの無料貸し出しをしている大会もあります、是非皆さんのご参加をおまちしております!!
こんにちは☆
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) October 1, 2024
昼間の雨にはびっくりしました(^^;
お風邪にご注意ください。
今週のアップランマラソン大会は
10月5日
第40回UP RUN彩湖マラソン
第67回スポーツメイトラン東大島小松川公園ハーフマラソン
10月6日
第16回UPRUN赤羽荒川マラソン
第53回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン pic.twitter.com/3ir53KDQh3