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    マラソン豆知識

    ランナーは皆経験する?マラソンやランニングで『土踏まず』が痛くなる原因とは?

    ランナーは皆経験する?マラソンやランニングで『土踏まず』が痛くなる原因とは?

    日々、マラソン大会に向けてトレーニングに励んでいるランナーの皆さんの中には、ランニング中やマラソン大会当日のレース中に『土踏まず』が痛くなって経験がある方も多いのではないでしょうか?

    少しの痛みであれば我慢して走ってしまいがちです。様子を見ながら走っていても痛みが引く事もなく、徐々に痛みが増してきてしまったなんて方もいらっしゃるのではないかと思います。

    ランニング中やマラソン大会レース中に痛みが出ても、その後痛みがひいてしまう事が多い為、症状がひどくない場合はそのまま病院にいかずに放置してしまいがちなこの症状。

    マラソンやランニングで『土踏まず』が痛くなってしまうのは何が原因なのでしょうか?

    今回はそんなランニングやマラソンで引き起こす事がある『土踏まず』に痛みについてご紹介していきます。

    今まさにランニングやマラソンにおいて『土踏まず』が痛くなるというランナーの方や、これからランニングやマラソンを始めようと思っている方も経験する可能性が高い症状の一つなので是非参考にしてみてください。

    そもそも土踏まずはなんのためにあるのか?ランニングやマラソンで重要なのか?

    まずは土踏まずと聞くと、足のどの部分を指しているのかはこの記事を読んでいるランナーの方であればすぐにわかると思いますが、なぜこの土踏まずがランニングやマラソンにとても重要なのでしょうか?

    土踏まずはランニングやマラソンにかかわらず、人間が歩く動作に対してとても重要な役割を補っています。

    土踏まずは、生まれた時からあるわけでは無く、人間が歩く動作をすることで徐々に土踏まずが現れてきます。歩き始めの頃はさほど無く、活発に歩くようになってから形成されてくる身体の部分です。人間が歩行をする上で必要な足の裏のアーチです。

    ランニングやマラソンともなれば歩行より大きな衝撃がかかりっぱなしになる脚にとっては、必要不可欠な身体の部分ということになります。

    成長と共に発達する土踏まずですが、中には「偏平足」といわれるような、 人と比べてアーチがなかったり、少ない方もいらっしゃいます。

    偏平足になってしまう主な原因としては、子供の頃から足の指を使わない歩き方や、自身に合っていないサイズの靴で生活をしていた、などなど・・・。そもそも子供の頃に歩いたり運動をする生活をあまりしていなかった方に多いと言われています。

    土踏まずが無いと、ランニングやマラソンはおろか普段の歩行時、例えば少し長い散歩などをしただけでも足にかかる衝撃で足が痛くなったり、疲れやすくなってしまいます。

    そんな土踏まずの大きな役割は3つほどあります。足を前に出すバネの作用、足にかかる衝撃を吸収するクッションの作用、身体の動きを調整するバランス作用が挙げられます。

    ランニングやマラソンではランニングフォームが崩れると体力も消耗し、完走すらできなくなってしまいます。 土踏まずは、きれいなランニングフォームを維持すべく体のバランスを調整してくれ、足の動き、身体の動き、ランニングやマラソンでかかる衝撃をやわらげもする、ランナーにとってとても重要な部分といえるでしょう。

    マラソンやランニングで「土踏まず」が痛くなる原因とは?

    なぜマラソンやランニングで土踏まずが痛くなってしまうのでしょうか?

    マラソンやランニングで土踏まずが痛くなる、土踏まずの周辺が痛くなる原因としては、「足底筋膜炎(足底腱膜炎)」という症状が考えられます。

    人によって土踏まずが痛む箇所は様々で、土踏まずのアーチ部分が痛い、土踏まずの周り、アーチから足指にかけてが痛むなど個人差があります。

    この足底筋膜炎(足底腱膜炎)ですが、痛くなってしまう傾向にあるのは、アーチが無かったり少なかったりするいわゆる偏平足の方や、それとは逆に足裏のアーチが人と比べて大きい人がなってしまう傾向にあるようです。

    このような原因から考えてみると、マラソンやランニングで土踏まずが痛くなってしまう原因は足裏のアーチが適正範囲内でないと引き起こされてしまうようです。

    そのほかにも足底筋膜炎(足底腱膜炎)の原因としては、トレーニングのし過ぎや、自身の体重の変化、回内足、足底の筋力や柔軟性の低下、なども考えられますが圧倒的に偏平足の方が多い傾向にあります。

    プロのマラソンランナーの中には、足を酷使してしまい、足底筋膜炎(足底腱膜炎)を発症し、踵の骨に棘ができて、それを除去する手術を受けたという話もあるくらいです。

    走っている最中は土踏まずが痛くなるが私生活に戻ると痛みがなくなるためそのままにしがちですが、気づかないうちに足底筋膜炎(足底腱膜炎)を引き起こしている可能性も有るため早めに医療機関を受診し、対処をする必要があります。

    普段の生活の中でずっと座っていたり、起床後などすぐに歩き始めた際に脚の裏に痛みが感じた方は、足底筋膜炎(足底腱膜炎)を引き起こしてしまっている兆候が出始めていると思ってもいいかもしれません。

    その際には、日々トレーニングやランニングをしている方はまずはいつものメニューが過酷になっていないかを見直しましょう。

    もともと偏平足の方や足首周りの筋肉が人と比べて弱い方などはランニングやマラソンの前にはテーピングなどを張って補うようにしましょう。

    マラソンやランニングなどで足裏を酷使してしまった場合はその後のアフターケア、マッサージやゴルフボールなどを踏んでできるだけ筋肉や足裏をほぐす事を心がけましょう。

    また、ランニングシューズのインソールを見直してみるのも効果的です。

    本来であれば自身の土踏まずがランニングやマラソンで足にかかる衝撃を吸収するクッションの役割を補っているわけですが、足の形も人それぞれです。

    足底筋膜炎(足底腱膜炎)になりやすい方は、たとえしっかりアーチがある方も、走り続けているとアーチが徐々になくなってきてクッション性がなくなる可能性も有るので、しっかりとシューズのインソールで補っていくことが重要です。

    ランニングシューズのインソールについては下記記事でもご紹介しているので是非参考にしてみてください。

    ⇒マラソン、ランニングの効果的アイテム!ランニングインソールとは?!

    まとめ

    今回はランニングやマラソンで土踏まずの痛くなってしまう理由や原因、ランニングやマラソンへの土踏まずの役割、重要性をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

    ランニングやマラソンにおいて土踏まずが痛くなってしまうランナーの方は「足底筋膜炎(足底腱膜炎)」を引き起こしている可能性も有るためなるべく早めに病院などへかかるようにしましょう。

    それでも慢性化して症状が良くならない場合は、日々のランニングメニューやトレーニングメニューなどを一度見直してみるのもいいかもしれません。

    ランニングやマラソンにおいてとても重要な役割を補う土踏まずなので、症状がないランナーの方も、ランニングやトレーニングの後のアフターケアを心がけてくださいね。

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