COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
日々マラソン大会に向けてトレーニングを行っているランナーの皆さんの中では、自宅にトレッドミルがあったり、日々トレーニングに通っているジムにあるトレッドミルにてマラソントレーニングを行っているランナーの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
トレッドミルは誰もが知っている俗称としては「ランニングマシーン」と呼ばれています。天候や時間に左右されないメリットがあるため、何かと重宝されるトレッドミルですが、果たしてマラソントレーニングにおいて効果は期待できるでしょうか?
気温や気候に左右されずいつでもトレーニングできるというメリットもありますが、逆に野外で走るのと比べ地面の硬さや、足にかかる負担などが違う為効果があるのかどうかわからずに行っている方もいらっしゃるのかと思います。
今回はそんなトレッドミルを活用したマラソントレーニングについてご紹介していきます。
今まさにマラソン大会に向けてトレーニングを行っている方も、これからマラソン大会に出場しようと思っている方も是非参考にしてみてください。
今回はトレッドミルを活用したマラソントレーニングは効果的なのかどうかをご紹介します。
先ほどもお伝えした通り気候や気温にかかわらずどんな時も走ることができるトレッドミルですが、マラソン大会では舗装された硬い地面の上を走ることが多い反面、トレッドミルでは足への負担を感じ取ることができません。
果たして効果的と言えるのでしょうか?
まずは、トレッドミルを使用したトレーニングにおけるメリットをご紹介します。
冒頭にもお伝えしましたが、マラソンは舗装された硬い地面の上を長時間走るため、足や関節にかかる負担がものすごく大きいスポーツです。
その反面、 多くのトレッドミルは野外の地面より足に負担がかからないように設計されているため、足や関節への負担が少なく走ることができます。
思わぬ怪我をしてしまってリハビリ中の場合や、もともと足や関節が弱いビギナーのランナーがトレーニングするのには最適です。
ただ、メリットもある反面トレッドミルに慣れてしまうと路上で走った際にいつもより足や関節への負担を感じる事になるため、野外になったとたん思うように走れなくなる場合もあります。トレーニングとしてトレッドミルを使用する場合はバランスが必要です。
距離も長く、時間も長い時間走り続けるマラソンにおいては、スタートからゴールまでできる限り同じランニングテンポで走ることが重要です。
ランニングテンポはピッチとも呼ばれて自身が1分間にどのくらいの歩数で走っているのかを図る指標です。
この走るテンポが速くなれば、比例して1分間の歩数も増えて、ストライドが小さくなり、それによって足の運びがスムーズになるため結果的に足にかかる負担が軽減されます。
トレッドミルは一定のペースで動くため、自身で設定したトレッドミルのペースで走ることによって希望のランニングテンポを身体に覚えさせることに有効的です。
基本的に屋外でトレーニングができるトレッドミルですが、安全面のメリットも考えられます。
日々のトレーニング、ランニングを昼間の時間帯に行えると限りません。また、時期によっては夜間の方が走りやすい気候だったりするため、ランナーの多くは夜間帯に走っている方もいらっしゃるかと思います。
特に女性の方は、 防犯面から見ても屋内で走ることができるトレッドミルはメリットがあります。
また、夜間ランニングをする場合、昼間に比べて暗いので何かにつまづいて転んでしまい怪我をしてしまうリスクも考えられます。
このことからも安全面でのメリットがトレッドミルにあるといえるでしょう。
ここまではトレッドミルのメリットをご紹介しましたが、実際にトレッドミルを活用したおすすめのトレーニング方法をご紹介していきます。
気候や時間に左右されずに行うことができるトレッドミルのトレーニングなので、もしトレッドミルを使うことができる環境にあるランナーの方は是非参考にしてみてください。
先ほどからお伝えしていますが、トレッドミルは意図的に一定のペースで走ることができるためペース走トレーニングに向いています。
もちろん野外で走る際とは環境が異なってきますが、ランニングフォームや心拍数の状態などを確認しつつ、自身が設定した目標のペースに向かって走ることが可能です。
時間や距離のみを決めるのではなくて、マラソン大会に出場した際の最適なペースを意識して走るようにしましょう。
マラソン大会に出場してよくあるのが、スタートした走りはじめは体力が有り余っているのでペースが上がり、中間地点でペースが落ち、最終に近づくにつれ気合でペースアップをするなど、ペースのアップダウンが多くなってしまうことです。これは体力を多く早く消耗する原因になります。
このような走りは燃費の悪い走りと言えます。早期にガス欠を起こし、42.195kmを最後まで走り切ることが出来なくなり、後半に大幅なペースダウンを起こすことになってしまいます。そのためにもペース走トレーニングはとても重要になります。
ペース走トレーニングについては下記でもご紹介していますので是非参考にしてみてください。
『マラソンの理想的なペース配分は?フルマラソンとハーフマラソン別ペース解剖!!』
トレッドミルの種類にもよりますが、ほとんどのトレッドミルでは傾斜が設定できるようになっています。
坂道トレーニングはスピードの向上も鍛えられますが、脚力の強化、心肺機能のトレーニングにも向いていて、ペースがゆっくりでも少し傾斜をつけただけで体への負担がかなり変わってきます。
ベテランナーの方のスピードアップのトレーニング、ビギナーランナーの方の脚力強化など様々な幅広いレベルのランナーに最適なトレーニングの一つです。
トレッドミルの速度を自身の限界速度まで上げて走り、決めた一定時間を走ったら走るのをやめて休憩して再度また走り出すのを繰り返し行うトレーニングです。
トレッドミルは自動で設定した速度で回転をしているため、自身の限界を超えた速度で走ることも可能になります。
ですが、動いているトレッドミルから飛び降りるのはとても危険な為、トレッドミルから離れる際は必ず停止をしてから離れるようにしましょう。
トレッドミルはボタン一つで速度をいつでも変えられるため、トレーニング中に怪我をしてしまったら意味がないので無理はせずに有効的なトレーニングを心がけましょう。
今回はトレッドミルを活用したマラソントレーニングのメリットとトレーニング方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
トレッドミルは気候や時間に左右されずにトレーニングができるメリットもありますが、その反面実際に野外で走る際と条件がかなり異なってくるため、トレッドミルのトレーニングのみでマラソン大会に出場することは難しいと思います。
但し、いつものランニングトレーニングにトレッドミルのトレーニングを組み合わせることで効果的なトレーニングを行うことも可能な為、バランスを見ながら行うようにしましょう。
こんにちは
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) December 16, 2024
今日は良いことがあり嬉しい一日のスタート☆
さて今週のアップランマラソン大会は
21日
第63回UPRUN府中多摩川風の道マラソン
第55回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン
22日
第20回UP RUN東大島小松川公園マラソン~長距離特別ver~
第164回スポーツメイトラン皇居マラソン pic.twitter.com/ya9AfzFJMJ