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    マラソンやランニングにワセリンが効果的?トラブル回避にも!

    マラソンやランニングにワセリンが効果的?トラブル回避にも!

    日々マラソン大会に向けてランニングやトレーニングに励んでいるランナーの中には、マラソン大会の当日、または前日までの過度のランニングやトレーニングが影響して、足にマメが出来てしまう方も多いと思います。

    マラソン大会の当日、レース中にマメが出来てしまうと、レース結果に非常に影響してしまう事が考えられます。

    できればマメによる影響を最大限抑える事が必要です。マメができないようにしっかり事前に予防することが重要なのです。

    そこで今回予防策としてご紹介するのが『ワセリン』になります。

    ワセリンは、 比較的手に入りやすいものです。 手軽なところだとドラッグストアやネットの市販薬、又は病院で処方されたワセリンなどがあります。

    肌の保湿や水分を逃がさないためにワセリンを使う方がほとんどだと思いますが、そのワセリンがマラソンやランニングでできやすいマメの予防薬として効果的なのです。

    そんなマラソンやランニングでできるマメの防止に効果的なワセリンとその効果を今回はご紹介していきます。
    マラソンやランニングでマメにお悩みの方はもちろん、マラソンやランニングではなくても足にマメが出来た経験がある方も是非参考にしてみてください。

    なぜマラソンやランニングでマメができやすくなってしまうのか?

    冒頭からお話ししている通り、マラソンやランニングをしているランナーの中にはマメに悩む方が非常に多くいる傾向にあります。

    マメ自体はそのまま放置しておけば治ってしまうレベルのものから、ひどくなると水ぶくれになってしまい歩くだけで痛みが伴うものなど様々です。

    このマメですが、実は火傷の一種です。

    よくある原因としては、おろしたてのランニングシューズを使用した際やサイズが合っていない靴を履いた時などに起こりえるものです。マラソンやランニングでマメが出来てしまう要因としては、主に足の指が靴の中で擦れることで発症します。

    マラソンやランニングは足に大きな負担がかかるスポーツです。長い時間を走っていると摩擦で皮膚に力が加わり皮膚の表面の表皮部分と奥にある真皮部分が剥がれます。その際に、擦れた皮膚は火傷のように皮膚が赤くなり、その隙間に火傷の時のような水が溜まってマメとなります。

    もう少し詳しく原因を考えるとマメが出来てしまうランナーの原因は下記が考えられます。

    ⦁ ランニングシューズが自身に合っていない
    ⦁ ランニングフォームが間違った形になっている
    ⦁ ランニングシューズの通気性が良くない
    ⦁ サイズが合っていない靴下のシワ、たるみ

    上記が主なランナーのマメが出来てしまう原因ではありますが、より詳しくUP RUNの他の記事でもご紹介していますので是非そちらも確認してみてください。

    マラソンやランニングで足にマメが出来てしまう原因と予防策とは??

    ワセリンがなぜマラソンやランニングでできたマメに効果的なのか?

    ここからは、なぜワセリンがマラソンやランニングでできてしまうマメに効果的なのかをご紹介します。

    まず、ワセリンは石油成分から分離されたのち、不純物をしっかり取り除かれ精製されたのちに私たちの手元に届く薬となります。

    通常の薬とは違い、何か疾患がある箇所を治療するという役割ではなく、皮膚に塗ることで外的な刺激から自身の肌を守る役割があります。また、肌の乾燥が気になる場合肌の水分を逃がさないための役割も。

    油脂性のワセリンを肌に塗ることによって、自身の肌を保護してくれることが考えられるので、マラソンやランニングを行うランナーの方は、事前に擦れやすい場所に塗ってみるのはいかがでしょうか。皮膚を保護しておくことによってランニングシューズや靴下との擦れを最小限に抑えることでマメの予防につながります。

    ただ、これはランナーによってランニングフォームも異なれば足の形も違うため、ワセリンを塗ったからと言って必ず予防できるとは言えません。しかし、これまでにマラソン大会に出場した際や、日々のランニングでもマメに悩まされているランナーの方は効果を実感できる可能性があるので、一度試してみる事をお勧めします。

    ただ、ワセリンは先ほどもお伝えしている通り肌の保護などを目的としている薬の為、マメが出来てしまった後に塗ったとしても痛みを軽減したり、炎症を抑えたりする効果は期待できません。

    薬は薬でも、あくまで皮膚の保護、言い方を変えれば予防するものだということになります。

    ワセリンはどのタイミングでどのくらい塗っておくべきなのか?注意点とは?

    マラソンやランニングでできてしまうマメに対して予防策の一つとして効果的なワセリンですが、実際にどのタイミングでどのくらい塗っておくのが効果的なのでしょうか?

    先ほどからご紹介していますがワセリンは油脂性なので、水や汗によって落ちにくいという特性があります。とはいえ衣服と擦れてしまうと落ちやすい傾向にあります。

    マラソン大会に出場する場合はスタートの直前、ランニングの場合は走る直前にできるだけしっかり塗っておくことをお勧めします。 マラソン大会のレース途中で塗りなおす事は難しいのである程度しっかりとワセリンを塗っておくことが重要です。ランニングウェア、靴下などと擦れてしまうと徐々に取れて行ってしまう事も考えられるためです。

    ワセリン自体は何かの疾患に対して作用するものでは無い為、基本副作用などありません。多めに塗ったとしても問題ないので、しっかりと塗っておくようにしましょう。

    ワセリンは水や汗に強いとお伝えしましたが、油脂性の成分で水分をはじく効果があります。よって雨もはじくため、雨の日のマラソン大会では雨から体を守り身体が冷えるのを防いでくれる効果も期待できます。

    ただ、この場合は身体全体に塗っておく必要があるため、雨対策をしっかりした後にどうしてもランニングウェアから露出してしまう箇所にだけ塗っておくのがよいでしょう。

    マラソンやランニングのマメに効果的なこのワセリンですが一つデメリットしてはベタベタすることが挙げられます。

    全身に塗っても良いのですが、 マラソンのレース中などは多少塗りすぎたとしても気にはなりませんが、ランニングウェアなどと擦れてどんどん取れていかないようにしっかり塗ると、ランニングウェアなどにワセリンがついてしまいます。衣服についたワセリンを落とすためにはしっかりと洗う必要があります。

    持ち運ぶ時もバックの中で漏れてしまうとふき取るのに苦労するので、そのままバックの中に入れる事は避け、ジップロックなどを活用し、万が一漏れても問題ないようにしておきましょう。

    最後に、ワセリンは基本的に何かの疾患を治すという薬ではなく、保護や予防するための薬の為基本的に副作用はないのですが、人によってはかぶれを起こす可能性があります。

    これまでにワセリンでかぶれた経験がある方、又はかぶれてしまった方は医療機関への受診、相談をするようにしましょう。

    まとめ

    今回はマラソンや、ランニングでできてしまうマメの予防策にワセリンを用いるご紹介をしましたがいかがでしたでしょうか?

    マメは一度できてしまうと治癒するまでに時間がかかってしまう場合もあります。

    今回ご紹介したワセリンを使った予防策をしっかりと行うことでマメをできにくくする事も可能です。
    できる限り予防策を行って気持ちよくマラソン、ランニングを行えるようにしましょう。

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