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    マラソン大会直前の準備の一つ!マラソン大会コースの試走は必要なのか?

    マラソン大会直前の準備の一つ!マラソン大会コースの試走は必要なのか?

    マラソン大会に多く出場されている方が初めて参加するマラソン大会、初めてマラソン大会に出場する方へも当てはまる事かと思いますが、出場するマラソン大会のコースを事前に走って、実際にどんなコースなのかを身体で感じる試走は必要なのかを今回はご紹介していきます。

    コースの試走も、マラソン大会に出場する際の事前準備と捉えて実践している方もいらっしゃいますが、果たしてそこまでする必要があるのかと疑問をもってしまうランナーの方もいるかと思います。

    実際に走る距離は変わらないのだから、試走よりも大会当日に向けてしっかり体調を整えておくことの方が重要、試走で思わぬ怪我をしてしまったらマラソン大会どころではなくなってしまう…など、ランナーによっては考え方は様々です。

    ですが、試走そのものは事前にどんなコースなのかを把握し戦略を立てる上ではとても重要なものになります。

    初心者ランナーの方が初めてマラソン大会へ出場する際はそこまで重要視することはないのですが、すでに完走ができるレベルになっておりタイムと向き合っている方は、この試走を実践して当日の戦略を立てることでタイムに大きく影響することも考えられます。

    この賛否両論あるマラソンコースの試走について今回はひも解いていきますので、ベテランナーの方は参考にしてみてください。

    マラソン大会のコースをした方が理由とやり方とは?

    今回ご紹介しているマラソンコースの試走についてですが、まずなぜ必要なのでしょうか?

    始めにもお伝えしましたが、走る距離は変わらないのになぜ試走が必要なのか。

    それは、走る距離は一緒であってもコースの質、例えばアップダウンの起伏、または大きな公園などで開催されるマラソン大会では、すべての工程を舗装されたきれいなアスファルトの上をずっと走れると限らないからです。

    また、一般道が開放されたマラソン大会であっても一般道の車の重みでできたアスファルトのたわみや道路の傷など、実際に目で見て身体で感じないと分からない事ばかりです。

    マラソン大会コースの試走はタイムの更新、パフォーマンスを最大限発揮する事を目的とした場合は必要要素の一つと捉えるべきだと思います。

    ですが、お仕事や家事、学業でそんな時間がない、、ましてや地方のマラソン大会に出場する場合はわざわざ試走をするために遠方に行くのはハードルが高い、など、やりたいけど 様々な「できない理由」もあるかと思います。

    そんな方へのおすすめは、マラソンコースをリサーチするために、試走ではなくインターネットから様々な情報を得ることです。自身のイメージで試走をすることも可能なのです。

    頻繁に行われているマラソン大会では、様々なサイトで実際に参加された方の口コミや感想などを確認することができます。

    ほかにも、イメージが湧きやすいものとしては動画も挙げられます。

    最近ではyoutubeに実際のコースをアップしているものあり、とてもイメージがわきやすいでしょう。

    実際に走って試走するわけでは無いですが、ある程度動画を見ることにより、どのポイントに坂があるのか?どのポイントに大きなカーブがあるのかなどの把握ができるため、ある程度のコース戦略やイメージを沸かせることが可能です。

    イメージを沸かせることでフルマラソンの長い距離も精神的に余裕をもって走ることが可能になってきます。

    戦略と、ある程度のイメージをもち、精神的に落ち着いた中で走ればタイムを更新しやすくなることでしょう。

    コース試走、戦略やイメージを沸かせるために確認すべきポイントとは?

    では実際にコースを試走できる場合、口コミや動画を見てイメージを沸かせる場合も含めどのポイントを押さえてチェックすればよいのでしょうか?

    次に、おすすめのチェックすべきポイントをご紹介します。

    ・マラソンコース全体を把握する

    特にフルマラソンの場合はコース全体がどうなっているのかを把握するのが重要です。

    その際にポイントとして抑えておくべき箇所としては、10km、20km、30km、35kmがどういう状況になっているのかを確認しておくと、自身のペース配分を管理するのに役立ちます。

    コースの全体像を大まかにでも把握しておくことが重要なので、決めた距離に何があるのか、橋や建物、歩道橋や信号など何か目印となるものを把握しておきましょう。

    ・コースの起伏、坂などのアップダウンを把握しておく

    全体のコース状況がつかめたら次はどの地点に坂やアップダウンがあるのかを把握しておきましょう。

    大きい公園などすべてフラットなコースであれば大丈夫ですが、一般道などを走る場合はアップダウンがあります。

    また、公園などでも目に見える限りでは登っていないけれど、実は坂道になっていて体力を消耗してしまう…というパターンも考えられます。

    コース上の何キロ当たりに坂道があるのか?どのくらい登っていいて、どのくらい続くのかを把握して戦略に役立てると非常に良いです。

    このあたりの情報は、マラソン大会によっては公式のホームページにも記載されている事もあるためチェックしておきましょう。

    ・マラソン大会当日の給水ポイントと把握しておく

    フルマラソン、ハーフマラソンなど長い距離を走る場合は給水がとても重要になります。

    給水所の情報は出場するマラソン大会のホームページや案内などにも記載されている事がほとんどです。どこに給水所があるのかを確認しておきましょう。

    しっかりと給水所を把握しておくことで給水も加味したレース戦略を事前に立てる事が出来ます。

    フルマラソンやハーフマラソン、10キロマラソンでさえもしっかり給水をしないと、筋肉が痙攣をおこしパフォーマンスを最大限発揮できなくなります。

    このことからもマラソンにおける給水は非常に大事な要素の一つとなるので、レース戦略にはどのポイントで給水するのかもしっかり組み込んで考えるようにしましょう。

    ・コースの路面がどんな状況になっているのか把握しておく

    マラソン大会当日のコース状況がどうなっているのか把握しておくのも重要です。

    全てアスファルトの上を走れるのか?途中で砂利道などがあるのか?

    どんな状況の中、自身が走るのかを把握しておくことが重要です。

    事前に路面状況がどうなっているのかを把握しておくことで、マラソン大会当日に履くソックスの厚み、またはランニングシューズなどを、コースの状況に合わせた適切なもので参加できるようになります。きっと、無駄な後悔を最小限に抑える事ができるでしょう。

    ・マラソン大会当日のトイレがどこにあるのかを確認しておく

    マラソン大会のレース場のどこにトイレがあるのかも把握しておく必要があります。

    というのも、初めてマラソン大会に出場する方は特に緊張で急にトイレに行きたくなったり、当日の気温によっては急にお腹の調子が悪くなることも考えられます。

    スタート地点のトイレの場所も把握しておくことで無駄な時間を省く事ができますし、コース上の何キロ地点にトイレがあるのかも把握しておくことで精神的な余裕ももってマラソンに取り組めるので、とても重要です。

    まとめ

    今回はマラソン大会に出場するにあたり試走が必要なのかどうかをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

    結果的に試走はしたほうがいいのですが、時間などが無い場合も試走をしなくとも様々な情報を得てレース戦略を立てる事が重要です。

    レース戦略を立てることでマラソン大会当日に精神的な余裕が生まれる為、パフォーマンスを最大限に発揮できることにつながるでしょう!

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