COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
ランニングやマラソン大会に参加した際に長時間走っていると足にマメが出来てしまって、痛い思いをしたランナーの方も多いのではないでしょうか?
軽いものならまだしも水ぶくれになってしまい、日々の生活にも支障が出てしまったり大変ですよね。
今回はそんなランニングやマラソンでできてしまうマメの原因と予防策についてご紹介します。
ベテランランナーの方から、初心者の方まで悩みの種にもなりうるマメについて原因や対処法を知っておくと、ランニング、マラソン生活を快適に送れるようになるので是非参考にしてみてください。
原因や予防策をご紹介する前に、まずはマメについてお話しいたします。
マメについてですが、足の裏、指が擦れることで、その箇所に体内の水が溜まってできるものです。よくやけどなどで水ぶくれができることがありますが、マメもやけどの一種になります。おろしたての新しい靴や、サイズが合わない靴を履いた時などに良く起こりやすいです。
マメによく似た症状で『ウオノメ』や『タコ』があります。
ウオノメは足の一か所が圧迫され続けることで、角質が硬く芯のようになってしまった状態です。
タコもウオノメと同じように刺激をうけた角質が硬く盛り上がった状態なのですが、ウオノメと違い芯が無く幅広い範囲で盛り上がり、指というよりは足の裏にできる事が多いです。
次にランニングやマラソンで足にマメができてしまう原因をご紹介します。
簡単に説明すると、ランニングやマラソンで足にマメができる原因としては、足の指が靴の中で擦れることで発症します。
ランニングやマラソンは自身の体重そのものがかかりながら足が地面に接触することが繰り返されるので大きな衝撃を受けます。
そのたびに、摩擦で皮膚に力が加わり皮膚の表面の表皮部分と奥にある真皮部分が剥がれます。その際に、擦れた皮膚は火傷のように皮膚が赤くなり、その隙間に火傷の時のような水が溜まってマメとなるのです。
このマメがひどくなってしまうと、ひどい水ぶくれや、時には痛みを伴って出血をしてしまう場合があるので早めに処置や対処をする必要があります。
マメが頻繁にできてしまい、それに慣れている方は、ひどくならない限りそのまま放置しておく方もいらっしゃるかと思います。
ですがそのままマメを放置しておくことで、傷口から雑菌などが侵入して化膿などを引き起こす可能性があるので、よくあることと油断するのは禁物です。
ランニングやマラソンでマメが出来てしまう原因をお伝えしましたが、ではなぜできてしまうのでしょうか?原因は個人差がありますが考えられる原因を簡単にまとめてみましたのでご紹介します。
⦁ ランニングシューズが自身に合っていない
まず、真っ先に考えられる原因としては、ランニングシューズが自身の足に合っていない事が挙げられます。
ランニングのシューズのサイズが小さいと、つま先、足の指など特定の箇所が圧迫されることで血液の循環が悪くなります。逆にランニングシューズが大きいと摩擦が増えてしまう傾向にあります。
ランニングシューズの適正なサイズは足の指を伸ばしても先端に当たらず、適度に指が動くような余裕があるランニングシューズが適正なサイズと言えます。
よく、親指の付け根付近にマメができやすいランナーの方は、ランニングシューズの横幅と自身の脚の幅があっていない可能性が考えられるので若干大きめのランニングシューズを選ぶことをお勧めします。
⦁ ランニングフォームが間違った形になっている
自身のランニングフォームが、良くないフォームになっている場合、身体の疲労からランニングフォームが乱れたまま走り続けることになるので、それが原因でマメが出来てしまう原因となります。
特にマラソンは長時間走っていることで疲労が蓄積され、 ランニングフォームの乱れにつながることがあります。
ランニングやマラソンは本来かかとから着地してつま先に体重が移動していくものですが、つま先から設置してしまったりなど、 フォームの乱れにより特定の部分に極端な負荷がかかるため、摩擦や圧迫が引きおこることが原因でマメが出来てしまいます。
⦁ ランニングシューズの通気性が良くない
ランニングやマラソンでは長い時間走っている為どうしても足のムレが発生してしまいます。
その為ランニングシューズの通気性が悪いと湿気で皮膚が柔らかくなり摩擦の影響を受けやすくなります。摩擦が原因で起こるマメですから、いかに摩擦の影響を少なく受けるかが予防策の一つです。
多くのランニングシューズは通気性が良くできていますが、もしマメに悩んでいる方はより通気性に特化したランニングシューズを選んでみるのもいいでしょう。
また、靴下も通気性に特化したものが多く売っているので、ランニングシューズと靴下を見直してみるのもいいかもしれません。
⦁ サイズが合っていない靴下のシワ、たるみ
せっかくランニングシューズを自身のサイズにピッタリなものを選んでいるのに、靴下が自身のサイズに合っていないと、ランニングシューズの中でたるみやシワが出来てしまいます。
この、シワやたるみがある状態でランニングやマラソンをすると、シワを接触している部分に圧力がかかるためマメができやすくなってしまいます。
マメができやすいランナーの方で、ランニングシューズはしっかりしたものを履いていても靴下はスポーツ専用のものを履いていない方は、靴下を見直した方がいいかもしれません。
ここまではマメが出来てしまう原因をお伝えしてきましたが、ここからはできてしまった際の対処法を簡単にご紹介していきます。
もしランニングやマラソンでマメが出来てしまった際は、まずはしっかり治す事が先決です。しっかりと完治していない中でトレーニングを再開してしまうとマメが悪化してしまうので注意が必要です。
水ぶくれになってしまった場合、ご自身でつぶしてしまう方が多いのですが、雑菌が入ってしまい感染症などを引き起こすのでなるべくつぶさない方がいいでしょう。
足の裏にできてしまった場合は、痛みが伴う場合があるため逆につぶした方がいいです。その際はしっかり消毒した針などで小さい穴をあけて中にたまった水を抜くようにしましょう。
つぶした後はしっかりと水で患部を洗い流し絆創膏などで患部を覆うようにしてください。あまり触らない方がいいので、水を軽くふき取る程度にとどめて、患部を無理に乾燥させなくても大丈夫なのでできるだけ早めに絆創膏などで患部を覆うようにしましょう。
できるだけ早く治すためにも無理やりつぶすことは避けるようにしましょう。
どうしても痛みが伴う場合は水を抜くためにつぶしてもいいですが、それ以外は水疱の中には自然治癒力となる成分が入っているので、実はつぶすよりそのまましておいた方が治りが早い傾向にあります。大きさにもよりますが小さいものであれば2~3日程度で自然に治っていくでしょう。
つぶさない場合でも、仕方なくつぶしてしまった場合でもあまりいじらない事が大切です。
今回はランニングやマラソンでマメが出来てしまう原因や対処法をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
多くのランナーは、マメができてしまった経験があるかと思います。
原因は個人差があり様々ですが、ランニングシューズや靴下、ランニングフォームを見直すことで予防できる場合もあるので、心当たりがある方はすぐに見直しを実践してみましょう。
また、できてしまった場合でもあまりいじらない方が早く治るため患部を覆うくらいでとどめておくようにしましょう。
避けては通れないマメかもしれませんが、予防策や対処法をうまく活用してランニング、マラソンに臨むようにしましょう。
こんにちは(^^)
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) November 18, 2024
今日は運動したくなる程冷えますね...
お風邪にお気をつけください
さて今週のアップランマラソン大会は
23日
第196回UP RUN皇居マラソン
第73回ポーツメイトラン赤羽荒川ハーフマラソン
24日
2024渡良瀬遊水地オータムマラソン
まだまだお申込み可能☆https://t.co/Vgd4Q7k45n pic.twitter.com/clK6XDfA9R