COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
マラソン大会によく参加されるランナーの皆さんの中には、自分のランナーとしてのレベルを測る材料として、長い距離を走れる、フルマラソンを完走できるなど様々な観点があるかと思います。
今回はフルマラソンにおける『タイム』から、自身のレベルを測るための基本となるタイムをご紹介していきます。
タイムと言っても個人差があるため、参考までの情報となってしまいますが、マラソン大会参加ランナーのレベルと比べ、自身のレベルを把握するためには必要な情報かと思いますので参考にしてみてください。
冒頭にもお伝えいたしましたが、今回ご紹介するタイムはあくまでUP RUNで開催されている大会の統計を取った物になるため、他のマラソン大会の平均タイムとは異なってくるかもしれません。
しかし、大体同じようなタイム域でどのマラソン大会も計測されているかと思います。
まずは、全体の男性女性毎の平均タイムと、初心者、中級者、上級者毎にタイムを見ていきましょう。
男性
フルマラソン 4時間35分前後
ハーフマラソン 2時間05分前後
10キロ 1時間02分前後
5キロ 28分前後
女性
フルマラソン 5時間06分前後
ハーフマラソン 2時間20分前後
10キロ 1時間11分前後
5キロ 31分前後
マラソンの初心者の方の把握の仕方として、具体的なタイムでみるよりも、走れる距離や経験で把握するのがおすすめです。
マラソン初心者の方の基準としては、
日々のランニングで5~10キロの距離は走れるけどまだマラソン大会に出場したことが無く、ハーフ、フルマラソンを走ったことがないランナーの方。
参加されるマラソン大会の平均タイムから大きく離れている方や、ゴールまでの制限時間が設けられているタイムで制限ギリギリに完走する方、などが挙げられるかと思います。
タイムにしてみると、フルマラソンでは6時間前後、ハーフマラソンでは3時間前後が挙げられるでしょう。
マラソン初心者の前の段階、「ランニング初心者」と呼ばれる方は、5~10キロの距離も走れない方が挙げられるかと思います。
中級者の平均タイム
男性 女性
フルマラソン ~4時間30分 ~5時間
ハーフマラソン ~2時間 ~2時間30分
10キロ ~50分 ~60分
5キロ ~25分 ~30分
先ほどご紹介した、初心者のレベル感でフルマラソンを完走できるようになり、タイムを意識して走れるようになってきたランナーを「中級者」と例えても良いでしょう。
全体の平均タイムで見れば、4時間半前後が目安になってくるかと思います。
男性のみで見れば、4時間を切るタイム、いわゆる「サブ4」を達成できる方の多くは「中級者」と呼ばれていますが、4時間半を切るタイムでは上位ランナーの位置づけになるため、「中級者ランナー」と言ってもよいでしょう。
フルマラソン以外でも、ハーフマラソンでしたら2時間前後、10キロでは50分前後、5キロでは25分前後のタイムの方が「中級者ランナー」の位置づけです。
逆に女性の場合は、フルマラソンでは5時間前後、ハーフマラソンでは2時間半前後、10キロでは60分前後、5キロでは30分前後のタイムの方が中級者と言えるでしょう。
上級者の平均タイム
男性 女性
フルマラソン ~3時間30分 ~4時間
ハーフマラソン ~1時間45分 ~2時間
10キロ ~40分 ~50分
5キロ ~20分 ~25分
マラソンランナーの目標として挙げられる「サブ3」、いわゆるフルマラソンを3時間以内で完走できるようになってくると、「マラソン上級者」と言えるでしょう。
ただ、フルマラソンを3時間半以内で走り切れる方もそこまで多いわけではなく、マラソンをしている方の10%にも満たないので3時間半以内で完走できる人も上級者、トップランナーと言ってもいいと思います。
マラソン中級者の方がフルマラソンを4時間前後にて完走できている方の目標としては、3時間半を目指すことで上級者へのステップアップができます。
また、種目別で見れば、ハーフマラソンでは1時間45分前後、10キロでは40分前後、5キロでは20分前後の方が上級者、トップランナーの位置づけになるでしょう。
女性ランナーにあっては、フルマラソンでは4時間前後、ハーフマラソンでは2時間前後、10キロでは50分前後、5キロでは25分前後のタイムで完走できる方がトップランナーになるでしょう。
フルマラソン初心者と中級者の方は、ハーフマラソンでの上級者をまずは目指してみよう!
日々ランニングをされていて、マラソン大会に興味を持ったランナーの多くは、フルマラソンに参加する前にまずはハーフマラソンから参加してみるという、 短い距離から参加してみて自身の力を確認する方も多くいらっしゃいます。
初めからフルマラソンに参加した場合、苦い思いをする方も多く、ハーフマラソンをしっかり走れるようになってからフルマラソンに参加することはとてもいい事だと思います。
参加し始めの目標としては、「完走」が挙げられるかと思いますが、フルマラソンへのステップアップとして考えた時に、完走はもちろんしっかりタイムを意識しなければなりません。
先ほどのフルマラソンのレベル別の平均タイムの紹介の際にハーフマラソンのタイムも簡単にご紹介しましたが、もう少し詳しくご紹介していきます。
10キロ前後の大会には参加していたけれども、初めてハーフマラソンに参加される方は21キロもの長い距離を走るわけなので、どんなタイムで完走できるのか全く分からない方もいらっしゃるかもしれません。
タイムと言ってももちろん個人差はあるため、ざっくりとした目標値にはなってしまいますが、平均タイムでご紹介しますので参考にしてみてください。
まずは男性ランナーのハーフマラソンの平均タイムから見ていきましょう。
開催されるマラソン大会ごとに多少のずれは発生するかと思いますが、大体2時間~2時間10分くらいまでが平均タイムとなるはずです。
よくハーフマラソンの種目に参加されるランナーの多くの目標として、ランナーのランク別に、上級者の方は1時間45分~50分、中級者の方は2時間を切るタイムとしているランナーが多いです。
ただ、ハーフマラソンにおいて2時間を切るタイムはかなりハードルが高いタイムです。タイムのみを意識し、他のランナーに無理をして合わせて走ってしまうと、スタミナ切れを起こしかねませんので注意が必要です。
まずは平均タイムを目標として参加することをお勧めします。特に初心者の方であれば、まずは完走することを目標にしましょう。
安定して走れるようになってきて、完走できる余裕が出てきたころには恐らく2時間~2時間半以内には完走できるようになってきていると思うので、まずは平均タイムを目標として頑張ってみましょう。
次に女性ランナーの平均タイムを見ていきましょう。
女性ランナーのハーフマラソン平均タイムは2時間20分前後になるかと思います。
男性の平均タイムと比べるとどのマラソン大会でもそうかと思いますが、大体10分~15分ほど差があるような形となります。
男性ランナーでは2時間をきるタイムを目標としている方も多いですが、女性にとって2時間というタイムは、かなりハードルが高いタイムになってきます。
女性ランナーの初心者の方であれば、2時間半~3時間くらいで完走する方も多いので、まずはこの完走平均タイムを目標としてみましょう。
今回はマラソンの平均タイムから見るランナーのランク付けに関してご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
タイムは個人差もありますし、参加する大会によっても平均タイムは変わってくるので、参考までのタイムになってしまいますが、平均タイムについてはどのマラソン大会でもブレは無いかと思います。
自身の実力を測る際、平均タイムから把握する事はとても有効的で自身のマラソンランクにもブレは無いかと思いますので、是非参考にしてみてください。
こんにちは(^^)
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) November 18, 2024
今日は運動したくなる程冷えますね...
お風邪にお気をつけください
さて今週のアップランマラソン大会は
23日
第196回UP RUN皇居マラソン
第73回ポーツメイトラン赤羽荒川ハーフマラソン
24日
2024渡良瀬遊水地オータムマラソン
まだまだお申込み可能☆https://t.co/Vgd4Q7k45n pic.twitter.com/clK6XDfA9R