COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
日々ランニングをする方の理由は人ぞれぞれで、マラソン大会に向けてのトレーニング、大会に出場するために減量、ダイエット目的など様々な理由が挙げられると思います。
しかし日々ランニングしている方の中には、しっかり毎日走っているのにも関わらずなかなか目的の効果が実感できない方も多いのではないでしょうか?
効果が実感できないと、継続的にトレーニングやランニングを行うことが気持ちの面で難しくなってしまうかと思います。
では、実際に効果を実感できるまではどのくらいの期間が必要になってくるのでしょうか?
今回はその点に着目し、実感できる期間をご紹介します。実感できる期間に関しては個人差があるためあくまで目安にはなってしまいますが参考までに覚えておいてもよいでしょう。
マラソン大会までに減量をする、体系が気になるのでダイエット目的の為ランニングをする、という方も多いと思いますが、結論から言ってしまうとランニングだけではなかなか減量するのは難しく、ランニングのみで減量を成功した人はほとんどいないと言ってもいいでしょう。
例えば、毎日30分のランニングをしたと仮定した場合、そのランニングで消化できるカロリーはお茶碗一杯分になります。体を動かせば自ずとお腹がすくのでその分を摂取してしまえば意味がありません。
食事量を変えてランニングを行っている場合、「消費カロリーが増えて脂肪を燃焼してダイエットにつながるのではないか」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、個人差はあれど基礎代謝が下がります。
仮に基礎代謝が下がった場合、体が正しく機能していないという状況になります。
そうなってしまうと体重も落ちません。体がうまく機能していないので疲労回復が遅れてしまい、疲労だけが残ってしまいます。体重が落ちるどころか身体を壊してしまうだけになってしまうのです。
一方で、全く痩せないのか?というわけでもなく、脂肪は燃焼されており日々身体を動かしているので筋力もつきます。見た目は少し絞れるかもしれません。
また、もともと体つきが細い人であれば筋力がつくため、逆に足などは太くなってくる可能性も有ります。継続的にランニングをしていれば大体2か月くらいでは効果が出てくる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
こういった方は日々のランニングで脂肪をエネルギーに変えているため、見た目はスリムになってきます。一方でお腹周りの脂肪は落ちづらく、かなりハードなトレーニングをしている方であってもお腹を絞る事はかなり難しいです。
ランニングでは、お腹周りの脂肪を燃焼するというよりは足の脂肪を主に燃焼しています。
走るという動作は足を使うわけですから、足のエネルギーが必要な為足に近い部分からエネルギーを摂取するのは当然の事です。
ということで、もしお腹周りの脂肪を落として絞りたい場合、足を使うランニングではなく自宅でもできる腹筋や体感トレーニングが適しています。
お腹周りの脂肪ですが、落とすのはかなり難しい箇所で、自身の身体が追い込まれた場合ではないとお腹周りの脂肪はエネルギーとして使われません。
追い込まれた状態とは、自身の体内エネルギーが一定量より不足している状態に当たるのですが、日々いつものペースで何かを摂取しているとなかなかこの体内のエネルギーが不足している状態を作り出すのは難しくなります。
この状態で腹筋や体感トレーニングをしてもお腹の脂肪を落とすことは難しくなります。逆に考えるとお腹周りの脂肪を効率よく燃焼させるためにこの状態を故意的に作り出せばいいのです。少しの断食をおすすめします。
断食と言っても、全く何も食べない状況を作り出すわけではありません。例えば食事と食事の間の時間を空けることで、少し断食状態を作り出すことができます。
例えば、夕食と朝食、昼食の間を12時間くらい空けるようにすると一時的に体の中は断食状態を作り出すことが可能になります。
断食と聞くとかなりハードルが高いと思われがちですが、このくらい食の間隔を空けるだけでもお腹周りの脂肪は落ちやすくなります。
毎日実施するわけでは無く、日々のランニングやトレーニングと組み合わせて週に2~3回のペースで実施することで、体全体の脂肪が効率よく燃焼されるようになります。お腹も合わせて身体全体を効率よく絞ることが可能となるので、お悩みの方は一度試してみるのもいいかもしれません。
先ほどもお伝えした通りランニングのみで体重を落とす、体を絞るのはなかなか難しいですが、マラソン大会に向けて走力アップの目的から日々ランニングに励んでいる方も多いと思います。
では、実際に走力アップはどのくらいで実感できるようになるのでしょうか?
意外と走力のアップは、日々継続的にランニングをしている方であれば、個人差はありますがそこまで時間がかかることなく、すぐ実感できる場合が多いです。
走り始めの方は、1km走ることさえかなりきつく感じていたのに、継続的にランニングをしている場合2週間ほどできつかった1kmも楽に走れるようになる方がほとんど。
その理由として、もちろん日々走っているわけですから、短期間であっても筋力がアップしていることも挙げられますが、全く運動をしていない人が急にランニングなどを始めたことにより本来の身体の能力を目覚めさせたことによる効果が高いのです。
簡単に言えば本来の自分が持っているポテンシャルを目覚めさせたことによる効果が高いと言えます。
すぐに効果が実感できる方は、継続的にランニングを実施することにより、フルマラソンまでは行きませんが10km程の距離であれば走ることができるようになります。
マラソン大会も参加できるようになっていきます。
10kmと言っても、タイムに関しては初心者の場合60分前後くらいの時間はかかってしまうかもしれません。しかし継続的にランニングをしている人であれば1か月もすれば問題なく走れることでしょう。
とはいえ、走れるようになってきたからと言って無理をするのは禁物です。
特に初心者の方に多いのが、無理をすることで怪我や故障をしてしまうことです。
走れるようになってきて「もっと走りたい」と思うのは当然のこと。ただ、そこでオーバートレーニングになってしまい身体を壊してしまうと元も子もないので、注意が必要です。
走ることが出来るようになってくるとそれだけ体への負担も大きくなります。すぐに走行距離を伸ばそうとせずに、自身の身体の状況と向き合い、無理なトレーニング、ランニングは避けるようにしましょう。徐々に距離をのばすように心がけてください。
今回はどのくらいでランニングの効果を実感できるのか、という点に着目してご紹介してきましたがいかがでしたか?
ランニングを行っている理由はそれぞれかと思いますが、結果的にどのくらいで効果が得られるのか。個人差があるのは仕方ありません。
ですが、効果が出ないからと言って継続性がなくなってしまうのは本末転倒です。
効果がなかなかでないのは何かしらの理由が考えられるため実施の仕方、日々の生活までも見直す必要が出てきます。
また、ランニングに関しては習慣化させることがとても重要になってきます。
勉強や仕事が忙しく走れなかったとしても、100Mでもいいので時間を作って走るようにするだけで習慣化されます。また、初心者の方は特に気を付けてほしいのは怪我です。
日々のランニングで走れるようになったからと言って無理をすると、必ず怪我や故障につながるため、無理は禁物ということを必ず心得ておくようにしましょう。
何事もそうですが、効果を実感するためには継続性がとても重要です。日々のトレーニングをしっかり積んだうえでマラソン大会へ臨むようにしましょう。
こんにちは
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) December 16, 2024
今日は良いことがあり嬉しい一日のスタート☆
さて今週のアップランマラソン大会は
21日
第63回UPRUN府中多摩川風の道マラソン
第55回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン
22日
第20回UP RUN東大島小松川公園マラソン~長距離特別ver~
第164回スポーツメイトラン皇居マラソン pic.twitter.com/ya9AfzFJMJ