COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
梅雨本番で雨が長く続き、多くのランナーさんは外でトレーニングやランニングをしたくても なかなか出来ないのではないでしょうか。
ただ、この梅雨が明ければすぐに夏本番になります。暑い夏の時期にトレーニングやランニングを何の心構えもないまま実施することは大変な危険行為になります。
また、マラソン大会は秋に開催されることが多い傾向にあり、それに向けての準備期間としてこの夏の時期は大変重要になってくるため、トレーニングを積む時期としては外せないのが事実です。
今回はそんな夏場のトレーニング、ランニングを実施する際に気を付けなければいけないこと、注意すべきことを特に女性目線でピックアップしてご紹介していきたいと思います。
梅雨が明けるのを待ち望んでいるランナーの皆さんや、紫外線の強い時期にどうしても外へ出ることすらためらってしまいがちな女性のランナーの方も是非参考にしていただきたいです!
夏場の野外でのトレーニング、ランニングをする際、気温は当然高くなるので冬や秋と比べてトレーニングウェアも軽装になるでしょう。
腕や足の露出が多くなってしまうこの時期のランニング。日に焼けたい方や、あまり日焼け自体を気にしない男性の方はいいのですが、肌の事を考えて「日焼けは絶対にしたくない!」と思っている女性の方々にとっては、必ず紫外線対策が必要になります。
シミ予防や肌を白く保つためにも紫外線対策は必要ですが、女性も男性も共通で紫外線や強い日差しにおける日焼けで体力をいつも以上に消耗してしまう事があります。この、体力が消耗してしまう事を最小限に抑えるためにも紫外線対策は必要です。
また、紫外線対策を怠ってしまうと女性は特にですが『シミ』『シワ』の原因となります。
歳を重ねていくことでどうしてもこの二つは防げないものではあるのですが、この肌の老化は、太陽の光を長時間浴びることでシミとシワの発生する進行が早まってしまう原因にもなる『光老化』と言われる現象です。
シミ、シワ以外にも『皮膚がん』『白内障』の原因としても紫外線が考えられるため、目先の日焼けにおけるシミやシワだけではなく、長い目で考えた時の様々なリスクヘッジのためにも紫外線対策をしっかりしておく必要があります。
気温が上がり紫外線の強くなる夏場のトレーニング、ランニングの後は肌にもかなりの負担がかかっているものです。日焼け止めクリームなどの事前の対策も必要ですが、同じくらいアフターケアは重要になってきます。
アフターケアをしっかりすることで肌のコンディションもかなり違ってくるはずです。
まず、紫外線の強い夏場は、長時間強い光を浴びることにより最悪の場合は火傷のようになる場合もあるので、赤みを帯びていない場合でもできるだけ冷やすことが重要です。
赤みが出ている場合は直接患部を冷やすことが重要ですが、身体全体を内側から冷やすために多くの水分補給をするようにしましょう。
また、気温が高くなる夏場は『汗』を当然のようにかきます。普通にしているだけで気温が高いだけでかなりの汗をかきますが、トレーニングやランニング時は相当量の汗をかきます。この汗に含まれる成分の影響により、普段から皮膚の表面にある『常在菌』のバランスが崩れてしまうと、必然的に健康な状態の肌を保てなくなります。
一番いいのは汗をしっかり流すためにシャワーを浴びることがいいですが、難しい場合はしっかりとふき取ることを意識するようにしましょう。
肌を冷やす事、汗を残さない事を忘れずに行い、最後はダメージを受けている肌を保湿する事も忘れずに!
先ほど、火照った身体を内側から冷やすためにも水分をたくさんとる事が重要とお伝えしましたが、ランニング中にランニングをしながら体の内部を冷やす方法もあります。
それは、凍らせたペットボトルや保冷剤などを手のひらの持ちながら走る事で、上昇傾向にある体温を低下するように促進することができます。
手のひらは、他の身体の部位と比べると皮膚と血管までの距離が近いため効率的に体温低下を促すことができるのですが、首回りも冷やすのも有効です。ただ、走りながらだと手のひらに凍らせたペットボトルや保冷剤を握った方が走りやすくもなるため取り入れやすいかもしれません。
紫外線対策と聞くとどうしても肌の対策に目が行ってしまいがちですが、同じくらい需要なこととして『目』を紫外線から守ることも重要です。
これは女性に限らず男性もしっかり気を付けなくてはならないことですが目に紫外線を強く浴びることによって考えれる影響としては、白内障、翼状片、加齢黄斑変性などの障害が引き起こされる事があります。
正直どの症状もすぐに発症するものではなく、歳を重ねることで症状が発症する物なのであまり実感がわかない可能性もありますが、知らず知らずのうちにダメージが蓄積され発症が早まってしまうリスクがあります。
目を紫外線から守るためにはサングラスが一番有効的になります。曇っていても紫外線は必ず受けるので、サングラスをつけて走る事を習慣化するようにしましょう。
ここまでは、女性向けに夏場のランニングで影響が考えられる紫外線の影響、対策についてご説明してきましたが、ここからは以前にも下記のページで夏場のマラソン練習の注意点をご紹介した記事から一部を抜粋してご紹介します。
こちらは女性に限らず、男性も必ず夏場にトレーニングやランニングを実施する際は心得て走るようにしましょう。
こちらのページも是非ご覧ください!
・走る前に水分をしっかり補給する
夏は寝ている間に大量の汗をかくため、体内の水分が不足しがちです。
走る前に30分から1時間くらいかけて500mlほどのお水を少しずつ摂取するようにしましょう。
特に早朝は体内の水分が不足しているので血液がドロドロの状態になっています。必ず水分補給をしてからランニングを行ってください。
1度に大量に飲むと水毒の原因になることもありますから、自分の生活リズムにあわせて飲むタイミングを習慣化していくと良いでしょう。
・汗をかいたら適度に水分補給をする
夏のランニングでは小さめのペットボトルを持参して、こまめに水分補給することをオススメします。飲料は素早く体内に吸収されるスポーツドリンクや補給ゼリーなどがいいでしょう。ランニングポーチにペットボトルを収納すると走りにも支障がありません。
・早朝の涼しい時間帯を選ぶ
夏のランニングは、朝夕の比較的涼しい時間帯を選ぶようにしましょう。
また、太陽が昇る前のランニングや夕暮れは暑さ対策に加えて紫外線対策にもなります。
早朝や夕暮れのランニングなら紫外線を防ぐサングラスやランニングキャップが不要です。
・涼しい服装でトレーニングを行うようにしましょう
汗を素早く蒸発させる素材のトレーニングウェアを選ぶなどして暑さ対策に心がけましょう。
素材としては木綿素材のTシャツがおすすめです。ポリエステル素材のウェアは、汗をうまく吸収してくれないのでランニング向きではありません。
また、腕や脚を外気に触れさせると、汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げてくれます。熱気がこもるような服装は熱中症の原因になるので注意しましょう。
今回は、特に女性向けに夏場のトレーニング、ランニングにおける紫外線の影響、対応策についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
梅雨が過ぎれば夏本番になるのでしっかりとした肌対策をしてからマラソン大会に向けてのトレーニング、ランニングを行う事で特に女性はシミや、シワの予防にも必ずつながるので意識するようにしましょう。
また、女性に限らず男性も含めて夏場の気温が高い時期に外で身体を動かすこと自体、無知なまま行うととても危険なのでしっかり準備をしてから行うようにしましょう。
夏が過ぎればマラソン大会本番の時期突入です!しっかりとこの時期に対策を行って準備をしてからマラソン大会にのぞみましょう!!
こんにちは☆
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) October 1, 2024
昼間の雨にはびっくりしました(^^;
お風邪にご注意ください。
今週のアップランマラソン大会は
10月5日
第40回UP RUN彩湖マラソン
第67回スポーツメイトラン東大島小松川公園ハーフマラソン
10月6日
第16回UPRUN赤羽荒川マラソン
第53回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン pic.twitter.com/3ir53KDQh3