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    マラソン豆知識

    ランニングはストレス解消にも効果的??ストレス解消につながるメカニズムとは?

    ランニングはストレス解消にも効果的??ストレス解消につながるメカニズムとは?

    ランニングをされている方は、様々な理由から継続的に走っている人も多いと思います。

    健康管理やダイエット、もちろんマラソン大会へ参加するトレーニングとして実施している方々も多い中、ストレス発散の目的で日々ランニングを行っている方も多くお見掛けします。

    身体を動かしてストレスを発散することはとてもいい事ですが、ランニングがなぜストレス解消につながるのでしょうか??

    今回はランニングがストレス解消につながるメカニズムをご紹介していきます。
    なぜ、解消されるのかを事前に知っておくことで気持ちの面でもよりストレス解消につながるので参考にしてみてくださいね!

    ランニングはなぜストレス解消になるのか?理由とメカニズムとは?

    なぜランニングがストレス解消につながるのかをまずはご紹介していきます。

    結果的にさまざまな観点から解消につながる要因が考えられるのですが、まず理由の一つとして挙げれるのがストレスと大きく関係している『セロトニン』というホルモンの分泌が関係しています。

    このセロトニンですが、「幸福ホルモン」ともいわれ、ランニングなどのある一定のリズムで身体を動かす動作をすることで分泌が活性化されると言われています。

    セロトニンというホルモンは、ストレスを緩和、心を落ち着かせてくれるような効果があります。セロトニンが不足してしまうと、ストレスを感じやすくなる、心が不安定になったり、ひどい人はうつ病になってしまったりしてしまいます。

    その為、セロトニンの分泌を活性化させることはストレス解消にはとても大切な事になるといえます。先にもお伝えしましたが、セロトニンを活性化させるためには単調なリズム運動がとても有効的になり、その中でもランニングはとても効果的でおすすめなのです。

    ストレス解消につながる次の理由としては、リラックス効果が期待できる副交感神経がランニングをすると優位に働く傾向にあります。

    ランニングをすると自ずと、体が温まります。体が温まることによって体の緊張がほぐれ、自ずと副交感神経が優位に働くようになります。

    人間はストレスが溜まってくると交感神経が優位に働くようになり、血圧が上がったり、脈拍が上がったりします。
    その反面、副交感神経については血圧、脈拍を下げる効果があり、呼吸を落ち着かせ、体をリラックスさせる効果があります。

    そのため、副交感神経が優位になっている状態は心身共にリラックスしている状態になります。
    ランニングをすることで身体が温まり、副交感神経が優位に働いてリラックスしている状態を作り出すことができれば、自ずとストレスを和らげたり、解消することが期待できるのです。

    また、夜しっかりと寝ることももちろんストレス解消につながるとても重要な要素の一つです。

    睡眠は疲れた体を回復させる要素もありますが、1日中使った脳をしっかり休ませる役割もあります。当然ですが睡眠不足では脳を休ませることができないので、ストレスに対して弱くなり、自律神経も乱れ、心身ともに不安定になりがちです。

    夜ぐっすりと睡眠をとるには、ある程度肉体的疲労感が必要になってきます。デスクワークなどでも疲労がたまった感じにはなりますが、単純に脳に疲労感がたまっているだけになるので、体に疲労感がたまってない限りぐっすり睡眠をとることは難しいのです。

    その点、ランニングは有酸素運動になり、適度な疲労感を得るには最適な運動です。筋トレなど、簡単に言うと「筋肉をいじめる運動」は睡眠の妨げになることがあるので、適度な疲労感を得られるランニングは睡眠をとるためにもピッタリです。

    ストレス解消するためのランニングのおすすめとは?

    では実際に、ストレス解消目的でランニングをするためにはどのような事に気を使いながらランニングを行えばいいのでしょうか。

    ランニング=走るという考え方になると思いますが、例えばジムでランニングマシーンを使って体を動かしても、ストレス解消の観点からはあまりお勧めできません。

    ストレスを解消する目的であれば、できるだけ外で景色を見ながら走るように心がけましょう。外で走ることにより、気持ちよい外気に触れるのはもちろんですが、気持ちの部分でも屋内にて走っているより野外で走った方がストレス解消にはつながりやすいでしょう。

    ランニングをする時間帯ですが、ストレス解消の目的であればできるだけ太陽が出ている日中に走るように心がけましょう。

    日光に当たることで、先にお伝えしたセロトニンの分泌が活発になります。ランニング自体、リズム運動になるのでそれだけでセロトニンの活性化は期待できますが、日光を浴びることで相乗効果が期待できます。

    ただ、夜間しかランニングをする時間が取れない方もいらっしゃると思います。夜間のランニングが決して悪いというわけではありません。

    これからランニングを始めようと思っている方は特に、自分がどんなペースで走ったらいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。

    ストレス解消目的であれば、走るペースも無理がない範囲で、できれば気持ちいいと感じるペースで走ることを心がけましょう。

    特に走り始めの方は、気合だけ先走ってしまって無理をしがちです。走るということに身体が慣れていない状態だと逆にストレスが溜まってしまいます。

    人間には個人差があります。どんなに走りこんだ方でも体力や走力に差が出てきます。他の人と比べて遅いペースでも、自身が気持ちいいと感じるペースであれば気にすることはありません。他の人のペースに合わせるのではなく自分本位のペースを維持するように心がけましょう。

    また、走り初めの方は特に、「走る距離」を気にしてしまいがちですが、ストレス解消目的であれば距離は特に気にする必要はありません。大事なのは自身が気持ちよく走れる距離を走る事。

    ただ、短い距離を走ったとしても適度な疲労感も得られないので、15分を目安に走るようにするのがおすすめです。
    この「15分」という時間ですが、実は深い意味があり、ストレス解消につながるセロトニンがリズム運動によって分泌され始めるのが15分といわれています。その時間より短い時間でランニングを終えてしまうと十分に疲労感も得られない上に、セロトニンの分泌も期待できないので最低ラインとして15分走ることを意識するようにしましょう。

    中には、15分間走り続けるのは今の体力的に厳しいと感じる方もいるかもしれません。

    そんな方は途中で適度なウォーキングを挟んでいただても問題はありません。ウォーキングもリズム運動になるので、セロトニンの分泌はとても期待できる運動の一つです。

    しっかりと睡眠をとることもストレス解消につながると先にお伝えしましたが、しっかりとした睡眠を確保するためには就寝の1~2時間前までには身体を動かす事を終えておくようにしましょう。

    寝る直前までランニングや体を動かしていると睡眠の妨げになることがあり、そもそもの睡眠の質が落ちてしまいます。できれば日光を浴びながら日中にランニングを行っていただきたいですが、どうしても夜しか時間が取れない方は、就寝時間も逆算してランニングを行うようにしましょう。

    上質な睡眠を得るためのご紹介もしていますので下記もご覧になってみてくださいね!

    【ランナーは知っておくべき!マラソンにおける睡眠の重要性!!】

    まとめ

    今回は、ランニングとストレス解消についてご紹介させていただきましたがいかがでしたか?

    日々仕事や家事、学業などでストレスが無い方はいないと思います。

    どうやってその溜まったストレスを発散しようか迷っている方は、是非ランニングを始めてみてもいいのではないでしょうか?

    数あるスポーツの中でも、ランニングはハードルが低く気軽に始められるスポーツです。単調な動作のスポーツですが、得られる効果はたくさんあるので、ランニングを趣味の一つとして始めていただき、走る喜びを感じられるようになったら是非マラソン大会にも参加してみましょう!

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