COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
日々マラソン大会に向けてトレーニングをしているランナーの中には、トレーニングやマラソン大会当日も自身用に作ったスペシャルドリンクを飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
マラソンやランニングは、長時間にわたる激しい運動に挑むランナーにとって過酷な試練です。そのような過酷な競技では、水分と栄養素の補給が極めて重要です。ここで登場するのが、「マラソンのスペシャルドリンク」です。この特別な液体は、選手たちの体調管理とパフォーマンス向上に不可欠な役割を果たしています。
今回はそんな「マラソンのスペシャルドリンク」についてご紹介していきます。
今実際に飲んでいる方や、これからの方もぜひ参考にしてみてください。
マラソンのスペシャルドリンクは、ランナーの水分補給、エネルギー供給、そして電解質補給のニーズに合わせて設計されています。その基本的な構成要素からご紹介していきます。
・スペシャルドリンクの構成要素
水分補給: 長距離ランニング中に失われる水分を補給するために、水やエレクトロライト水などの液体が含まれます。これにより、脱水症状や熱中症のリスクを低減します。
エネルギー供給: 長時間の運動に必要なエネルギーを提供するため、糖分や炭水化物が配合されています。これにより、ランナーは疲労を軽減し、持久力を維持することができます。
電解質補給: 運動中に失われるナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの電解質を補給することで、筋肉収縮や神経伝達を支援し、筋肉痙攣や倦怠感を軽減します。
・スペシャルドリンクを飲む場合のメリットとデメリット
【メリット】
水分補給: スペシャルドリンクは水分を補給し、脱水症状や熱中症などの危険を減らします。
エネルギー供給: 長時間の運動に必要なエネルギーを供給するため、疲労を軽減し、パフォーマンスを維持します。
電解質補給: 運動中に失われる電解質を補充し、筋肉の収縮や神経伝達を助け、筋肉痙攣や倦怠感を軽減します。
消化しやすさ: 運動中に消化器系への負担を最小限に抑えるよう設計されており、消化しやすい特性があります。
【デメリット】
消化不良: 個々の選手によっては、スペシャルドリンクが消化しにくい場合があります。これによって、胃腸の不快感や吐き気を引き起こす可能性があります。
糖分過多: 一部のスペシャルドリンクには多量の糖分が含まれており、過剰な摂取は血糖値の急激な上昇や、過剰なエネルギー摂取につながる可能性があります。
個々の適応性: スペシャルドリンクは一般的なガイドラインに基づいて作られていますが、個々の選手の身体的な特性や個人差に対応することができない場合があります。
コストと入手性: 一部のスペシャルドリンクは高価であり、また競技会場やトレーニング中に十分な供給が確保されない場合があります。総合的に考えると、適切に設計されたスペシャルドリンクはマラソンランナーにとって有益ですが、選手個々の体調や好みに合わせた適切な選択と摂取量の管理が重要です。
ここまではマラソンにおけるスペシャルドリンクの概要をご紹介しましたが、自宅で作ることができる自家製のマラソンのスペシャルドリンクは、よりカスタマイズ可能で、経済的で、健康的な選択肢です。次にマラソンのスペシャルドリンクの作り方と、体力を補給するためのレシピを紹介します。
・自家製マラソンのスペシャルドリンクの基本構成要素
マラソンのスペシャルドリンクを作るために必要な基本的な構成要素は次の通りです。
水: 基本的な水分補給源として使用します。運動中に失われる水分を補給するためには、清潔な水が必要です。
糖分: エネルギー源として、糖分を加えます。フルクトース、ブドウ糖、または蜂蜜などの天然の甘味料を使用することができます。
塩: 運動中に失われるナトリウムを補給するために、塩を加えます。海塩やヒマラヤ岩塩などの天然塩が最適です。
カリウム: バナナやアボカドなどの食品からカリウムを補給するか、バナナパウダーやココナッツウォーターなどのカリウムを含む成分を加えることができます。
酸味: レモンやライムのジュースを加えることで、爽やかな酸味を与えることができます。
栄養補給: グルタミンやビタミンC、エネルギー補給のためのBCAA(分岐鎖アミノ酸)など、必要に応じて栄養素を追加することができます。
・おすすめのレシピ【シンプルな自家製スポーツドリンク】
材料:
■4カップの水
■1/4カップのレモンジュース
■1/4カップのメープルシロップまたは蜂蜜
■小さじ1/2の塩
作り方:
1.大きなボウルに水を注ぎます。
2.レモンジュース、メープルシロップ、塩を加え、よく混ぜます。
3.味を確認し、必要に応じて甘味を調整します。
4.冷蔵庫で冷やしてから飲む
・おすすめのレシピ【エネルギーブーストを加えた自家製スポーツドリンク】
材料:
■4カップの水
■1/4カップのオレンジジュース
■1/4カップの蜂蜜
■小さじ1/2の塩
■小さじ1/4のバナナパウダー(オプション)
■小さじ1/4のグルタミンパウダー(オプション)
■BCAAパウダー(オプション)
作り方:
1.大きなボウルに水を注ぎます。
2.オレンジジュース、蜂蜜、塩を加え、よく混ぜます。
3.必要に応じて、バナナパウダーやグルタミンパウダー、BCAAパウダーを加え、よく混ぜます。
4.味を確認し、必要に応じて甘味や酸味を調整します。
5.冷蔵庫で冷やしてから飲む
マラソンのスペシャルドリンクを自宅で作ることは、体力の補給に非常に役立ちます。これらの自家製レシピは、水分と栄養素の補給をカスタマイズし、個々のランナーのニーズに合わせて調整するための素晴らしい方法です。マラソンや他の長距離競技に挑む際に、ぜひお試しください。
ここまではスペシャルドリンクの概要とおすすめのレシピをご紹介しました。普段飲み慣れているスペシャルドリンクをせっかくならばマラソン大会当日のレース中でものみたいですよね?
マラソン大会で自分で作ったスペシャルドリンクを持ち込むに場合の注意点をご紹介していきます。
大会規定の確認: まず、参加するマラソン大会の規定やルールをよく確認しましょう。大会のウェブサイトや参加案内に、持ち込み可能な飲食物に関する情報が記載されている場合があります。
申請手続き: 大会が自家製スペシャルドリンクの持ち込みを許可している場合でも、一部の大会では事前に申請手続きが必要な場合があります。大会運営側に事前に連絡を取り、必要な手続きを確認しましょう。
適切な容器の準備: スペシャルドリンクを持ち込む場合、安全な容器に入れて持参する必要があります。漏れや破損を防ぐために、密封されたボトルや容器を選びましょう。
ラベリング: 容器には、自分の名前や参加番号、またはスペシャルドリンクであることを明示するラベルを貼り付けます。これにより、混乱を避けることができます。
預け場所の確認: 大会当日、運営側が用意しているスペシャルドリンクの預け場所や補給ポイントがあるかどうかを確認しましょう。持ち込んだスペシャルドリンクを預ける場所や提供ポイントがある場合は、それらの場所を事前に把握しておきます。
持参と補給: 大会当日、持ち込んだスペシャルドリンクを指定された預け場所に預け、補給ポイントで取り出して摂取します。大会の運営側が指定した場所以外での飲食は禁止されている場合もあるため、注意が必要です。
以上の手順に従えば、マラソン大会で自分で作ったスペシャルドリンクを持ち込むことができるようになる場合があります。ただし、大会の規定やルールをよく理解し、適切な手続きを踏むことが重要です。
今回はマラソンにおすすめのスペシャルドリンクについてご紹介しましたがいかがでしたか?
マラソンのスペシャルドリンクは、選手のパフォーマンス向上と体調管理に不可欠な役割を果たします。適切な水分と栄養素の摂取は、ランナーが長距離を走るときの成功に不可欠です。しかし、個々の選手のニーズや体質に応じて、最適なスペシャルドリンクを選択することが重要です。これにより、健康リスクを軽減し、最高のパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。
こんにちは
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) November 25, 2024
朝おにゃんこ見れて癒されました(´▽`)
今週のアップランマラソン大会は
30日
第62回UPRUN北千住荒川ハーフマラソン
第80回スポーツメイトラン新横浜鶴見川マラソン
12月1日
第18回UPRUN赤羽荒川マラソン~全種目ver~
第163回スポーツメイトラン皇居マラソン
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