COLUMN
コラム 〜マラソン豆知識〜
日々マラソン大会に向けてランニングやトレーニングに励んでいるランナーの中には、ケガや筋力を補うためにマラソン大会のみならず日ごろからテーピングをされているランナーも多いのではないでしょうか?
マラソンは体力、精神力、そして準備が必要な過酷な競技です。
ランナーは継続的なトレーニングと戦略的なケアを通じて、最高のパフォーマンスを引き出す方法を模索しています。その中で、テーピングは多くのランナーにとって秘密兵器となっています。
この記事では、マラソンランナーがテーピングをどのように活用できるか、その効果と活用法について詳しく説明します。
テーピングは、体の特定の部位に伸縮性のあるテープを貼ることで、サポートや安定性を提供し、怪我の予防や回復を支援するテクニックです。このテープは、皮膚と筋肉に密着し、運動中に自然な動きを妨げません。怪我の予防や痛みの軽減を目的とするテクニックです。
スポーツ医学や理学療法の分野で広く用いられ、スポーツ選手や患者のリハビリテーションに役立てられています。
テーピングにはさまざまな種類があり、それぞれのテープに異なる特性があります。一般的なテーピング方法には以下のようなものがあります。
・キネシオロジーテーピング
キネシオロジーテープは伸縮性があり、皮膚に密着しやすい特徴を持っています。主に筋肉や関節のサポート、痛みの軽減、血行促進などに使用されます。このテーピングは、スポーツ選手のパフォーマンス向上や怪我の予防に広く用いられています。
・剛性テーピング
剛性テーピングは柔軟性が低く、サポートと安定性を提供するために使用されます。主に関節や骨折の固定、筋肉のサポート、姿勢の補正に利用されます。
・機能的テーピング
機能的テーピングは、特定の動きをサポートし、筋肉や関節のバランスを調整するために使用されます。スポーツ選手のトレーニング中に特定の動きや姿勢をサポートするのに適しています。
マラソンランナーがテーピングを実施する主な利用としては下記があげられるかと思います。
・怪我予防
テーピングは関節や筋肉にサポートを提供し、怪我のリスクを軽減します。特に長距離走やマラソンでは、疲労が蓄積しやすく、筋肉や関節に負担がかかりやすいため、テーピングが怪我予防に役立ちます。
・安定性向上
テーピングは関節や筋肉の安定性を高めます。これにより、走行中に関節のゆらぎや筋肉の振動を抑え、パフォーマンス向上に寄与します。
・筋肉サポート
マラソン中に筋肉が疲労することがよくあります。テーピングは筋肉に軽度の圧力をかけ、筋肉のサポートを提供します。これにより、筋肉のパフォーマンスを保つのに役立ちます。
・痛みの軽減
テーピングは筋肉や関節にかかる負担を分散し、痛みを軽減する助けとなります。特に既存の怪我や痛みがある場合、テーピングは快適なランニングをサポートします。
・血行促進
テーピングは血行を促進する効果も持っています。筋肉や皮膚に軽度の刺激を与え、血流を改善します。これにより、酸素や栄養素が筋肉に効率的に供給され、疲労を軽減します。
・心理的な安心感
テーピングはランナーに心理的な安心感を提供することがあります。ランナーは自分の体をサポートしている感覚を持ち、自信を持ってレースに臨むことができます。
・姿勢の改善
テーピングは正しい姿勢を保つのに役立ちます。マラソン中に姿勢が崩れると、余計なエネルギーを消耗することになりますが、テーピングによって姿勢をサポートすることでエネルギーの無駄を減少させます。
・疲労の遅延
マラソンは長時間の運動であり、疲労が早い段階で襲ってくることがあります。テーピングは筋肉や関節の疲労を遅延させ、最後まで持ちこたえるのに役立ちます。
・リカバリー
マラソン後、テーピングは怪我を回復するためにも利用できます。テーピングを用いることで、怪我部位に圧力をかけずに安定性を保つことができます。
テーピングの効果は個人差があります。適切に正しく施術されると、マラソンランナーにとって上記のように多くの利点をもたらす可能性があるのです。
ここまでご紹介した通り、テーピングは怪我の予防やパフォーマンス向上に不可欠なツールです。正しく巻けば、テーピングはサポートを提供し、疼痛を軽減し、安定性を確保します。この記事では、マラソンランナーがテーピングを正しく巻くためのステップとコツについて詳しく説明します。
ステップ1: 皮膚の準備
・手洗い
テーピングを行う前に、手をしっかりと洗い、清潔な状態に保ちましょう。
・皮膚の清潔化
テーピングを行う箇所の皮膚を洗浄し、水や汗、油分などの不純物を取り除きます。必要に応じて皮膚を乾かします。
ステップ2: テープの選択
・テープの種類
マラソンランナーに最適なテーピング方法には、キネシオロジーテープが一般的に使用されます。これは伸縮性があり、皮膚に密着しやすいテープです。
・長さと幅
ランナーに適したテープの長さと幅を選びます。一般的に、テープは必要な部位に合わせて選択し、カットします。
ステップ3: テーピングのテクニック
・ベーステープ
テーピングの始まりとなるベーステープを貼ります。これは皮膚に直接貼る部分で、テープの粘着面を活用して固定します。ベーステープは通常、テーピングする部位の周りに環状に巻きます。
・支持テープ
テーピングする部位に支持テープを貼ります。テープを繊維の方向に伸ばず、軽く引っ張りながら貼ります。これにより、テープが皮膚に密着し、サポートが提供されます。
・交差テーピング
必要に応じて、テープを交差させることでサポートを強化します。例えば、膝や足首の安定性を向上させるためにX字型に巻くことがあります。
ステップ4: 仕上げ
・テーピングの端部
テープの端部は皮膚にしっかりと貼り付け、はがれないようにします。指で軽く押さえながら固定します。
・快適性
テーピングが過度に圧迫感を与えないように、快適性を確保しましょう。テープが過度に引っ張られると、血行が制限される可能性があるため注意が必要です。
ステップ5: テストラン
テーピングが正しく施されたら、テストランを行いましょう。疼痛や不快感が軽減され、サポートが提供されるはずです。
テーピングは怪我の予防やランニング中の快適性向上に役立つ重要なツールですが、正確なテクニックを学び、専門家の指導を受けることが大切です。最近では動画サイトなどでも実際に巻き方を動画で確認しながら実践できるので自分の体に合った方法を
見つけ、安全かつ効果的に活用しましょう。
今回はマラソンのパフォーマンスアップにつながる可能性もあるテーピングについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
マラソンランナーにとって、テーピングは怪我の予防、疼痛の軽減、筋肉のサポートに役立つ重要なツールです。正しく活用することで、ランナーはパフォーマンスを最適化し、快適なマラソンやランニングを実現できます。
ただし、テーピングを行う際には専門家のアドバイスを受けることが大切なのも忘れずに。安全なテーピングの実践を通じて、マラソンランナーは長距離走行に挑戦し、最高の成績を収めることができます。
こんにちは
— UP RUN実行委員会 (@UP_RUN_tw) December 16, 2024
今日は良いことがあり嬉しい一日のスタート☆
さて今週のアップランマラソン大会は
21日
第63回UPRUN府中多摩川風の道マラソン
第55回スポーツメイトラン松戸江戸川河川敷マラソン
22日
第20回UP RUN東大島小松川公園マラソン~長距離特別ver~
第164回スポーツメイトラン皇居マラソン pic.twitter.com/ya9AfzFJMJ